〒125-8585 東京都葛飾区新宿6-3-1 東京理科大学工学部工業化学科
近藤研究室は2007年4月に設立され、2026年4月より「近藤・矢田研究室」として新たな歩みを始めました。
当研究室では、両親媒性分子、とりわけ界面活性剤を中心とした研究を行っています。両親媒性分子とは、分子内に親水基と疎水基の両方をあわせもつ化合物であり、洗剤やシャンプーなど、私たちの身近な製品にも広く利用されています。
このような分子は、私たちの身体を形づくる生体膜をはじめ、体内のさまざまな生命現象にも深く関わっています。また、牛乳、バター、ローション、クリームなど、日常生活の多くの場面においても、界面活性剤やその分子集合体は重要な役割を担っています。界面活性剤は、私たちの生活と生命を支える、きわめて身近で重要な化合物なのです。
界面活性剤は、表面張力の低下、可溶化、乳化、起泡などの特性を示し、その応用研究は20世紀半ば以降、産業界を中心に大きく発展してきました。これらの性質は、洗浄
、化粧品
、食品
、医薬品
など、多様な分野で活用されています。
当研究室では、こうした界面活性剤の新たな可能性を切り拓くことを目指しています。そのために、従来とは異なる分子構造をもつ新規界面活性剤の有機合成を行い、溶液中における性質、自己組織化挙動および泡沫挙動を明らかにしています。
さらに、界面活性剤が形成する自己組織体の構造決定要因、機能発現の仕組み、形成メカニズムを探究し、得られた知見を産業分野を含むさまざまな領域へ応用することを目指して、活発に研究を進めています。